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2017年8月18日

Flash終了と対応策

Adobe社が2020年末に「Flash」サポート終了を発表しました。Flashと言えば、これまで「動き」のあるウェブサイトには多く使われてきた技術です。ウェブサイトの閲覧に使うブラウザには、Flashコンテンツを再生させるための「Flash Player」がインストールされていました。その配布やアップデートが、2020年末をもって終了となります。

Flashが終了することで、以下のような影響が考えられます。
(注:Flashが使われている傾向が強いものを列挙しており、全てが該当するとは限りません)

  • ウェブサイトのTOPページ等で「動き」のある表示が動かない、または表示されなくなる。
  • 音声の再生に使っている場合は「音」が聞こえなくなる。
  • パラパラとめくるウェブカタログ(デジタルカタログ)が、動作しなくなる。
  • ブラウザでできるフォトブック編集や印刷物編集の画面が、動作しなくなる。
  • グラフ表示やWebフォーム、広告表示などに使われていると、動作しなくなる。
  • ブラウザゲームにはFlashを使っているものが多く、動作しなくなる。

現在では、セキュリティ上の脆弱性が指摘されており、閲覧することでDoS攻撃や任意のコード(命令)を実行される危険があるとされております。Google社から提供されているブラウザ「Google Chrome」は、2016年秋より、Flashコンテンツが自動再生しないように初期状態で無効にしております(設定変更すれば有効になります)。

そのため、今後は新しいフレームワークの移行が進められております。既に「HTML5」が主流になりつつあり、従来のHTMLでは実現できなかった事ができるようになっております。

  • videoタグにより、動画(.mp4など)を埋め込んで再生できる。
  • audioタグにより、音声(.mp3など)を埋め込んで再生できる。
  • canvasタグにより、図形(グラフィック)を描くことができる。
  • geolocationをJavaScriptで用いることで、位置情報を取得できる。
  • LocalStorageをJavaScriptで用いることで、大量データをクライアント側に保持できる。

などなど、一部紹介ではありますが上記のような事ができます。確かにFlashに代わる技術でもあり、スマートフォン用のアプリやコンテンツにも対応できているようです。

なお、フジプラスではHTML5対応の【Web発注ワークフロー】や【ebook】サービスなどがあります。

<フジプラス:Web発注ワークフロー>
https://fujiplus.jp/services/digitaltools/w2p.html
<フジプラス:HTML5対応!ebook>
https://fujiplus.jp/services/digitaltools/digital-catalog.html